8/3(日)はこの夏、真狩村にお手伝いに来てから唯一の全休日で、前日から札幌市内に宿泊して朝を迎えた。
前日と同じ、まずは大倉山ジャンプ競技場へ!
この日は、北京冬季五輪金メダリストの小林陵侑選手が今シーズン初の試合だったので、多くのジャンプファンが詰めかけていた。
1本目から期待に応えるビッグジャンプを披露した小林陵侑選手。来年のミラノ五輪も期待しかない!



でも今回の僕の目的はジャンプではなく札幌競馬場なので、1本目を見終わってすぐ競馬場へ向かった。
大倉山ジャンプ競技場から競馬場へ行くには、まずジャンプの試合がある時だけの無料のシャトルバスで「円山公園駅」まで行く。そこから地下鉄東西線に乗って2駅目の「二十四軒駅」で下車。駅から競馬場まで無料シャトルバスで行ける。
札幌競馬場はJRの桑園駅が最寄りだが、乗車が地下鉄沿線ならこの二十四軒駅からが便利だ。

ほんの少しの期間だったが僕が真狩村で携わった馬たちの応援と、数人の友人との再会が、この日の札幌競馬場での目的。
前日に購入した「UMACAカード」を駆使し、いくつかのレースを観戦して、最初のお目当ての9レースを迎えた。
このレースに出走していたのは矢作厩舎のジーベック。
真狩村で馬体を洗ったり手入れした馬で、優しかったのでお気に入りの1頭だった。
パドックでは、同級生の田代宗昭厩務員が引いていて目と目が合ったが、向こうがびっくりして「田中はん!」みたいな口パクの動きをしていた。もちろん競馬法違反になる、お客さんへのサインとかではないのを断言しておく。


ジーベックは古川奈穂騎手が騎乗。8番人気だったが2着に頑張った。応援馬券として単勝と複勝を買い、ちょい儲け。
そして、メインレースはクイーンステークス(GⅢ)。以前、僕の担当馬2頭(ファインモーション、ラブフール)が出走して、2頭ともに2着だった、いわく付きのレースだ。
このレースには、同じく真狩村で触った馬2頭が出走。
ドナベティが12番人気11着、グランスラムアスクが14番人気12着。


僕はかつての担当馬のレースはもちろん、こういった一期一会で出会った馬たちも、成績うんぬんより、まずは無事に走ってきてくれることが願い……無事完走してくれて良かった。
この2日間、前回の「牧場猫シリーズ」で紹介した、猫使いの中村さんをはじめ、札幌在住の数人の友人とも一緒に観戦したり、目いっぱい遊ばせてもらった。

厩務員を辞めて2ヶ月ほど経っていたが、こういう少しだけ携わっただけの馬が愛おしく思えて、心から応援するというピュアな気持ちをまだ持っているのが自分でも何か不思議だった。

トータル的には馬券は負けたが、「やっぱり競馬って面白いなー!」と、改めて感じながら真狩村への帰途へとついた。