ちょうど2年前の今頃、実家から「庭の物置に子猫がいる」と連絡があった。
生後間もない子猫が鳴いていたのだ。
数年前にも似たような事があり、数匹の子猫が庭にいた。だが、母猫が順番に連れていき、全ていなくなったらしい。
今回も母猫が迎えに来るのを見守っていたが、数時間待っても母猫は訪れなかった。保護して近所の動物病院に連れていった父。
動物病院では「とりあえず暖かくしてミルクを飲ませてください」と言われ、指示に従った。
しかし高齢の両親では猫を育てることに不安しかなく、こちらに連絡が来たのだ。
というのもワタシの妻は結婚前から猫を飼っており、(2014年に20歳で大往生)猫の扱いにおいて右に出る者はいないということで、白羽の矢が立ったのだ。
とりあえず一度見に行くことになり、片手に収まる小さな黒猫と対面。
可愛いではないか。最初は保護団体などに引き取ってもらうこと等を考えていたが、やはりめちゃくちゃ可愛いではないか。猫のいる生活を知っているだけに、飼うしかないよなと我が家で引き取る意思を固くした。
「モナちゃん」と息子により名付けられた天使のような黒猫。日々の生活の活力となった。
すくすくと成長してくると真っ黒ではなく、黒に虎模様がある珍しい雑種であった。時折癖の強さを出すも可愛いモナちゃん♪
何よりも生まれてからここまで、一度も動物になつかれた事(犬には吠えられ、馬には威嚇され、前の飼い猫にまで嚙まれるという)のないワタシに、肩に飛び乗って来たり、なでなでしてくれとゴロンとしたり、トイレに付いてくるなど、なついてくれているという嬉しさ!
毎日なでなでして可愛がる日々のなかでふと競馬の予想でもさせてみようと思い、G1レースの馬柱の載った新聞をひろげた。
いつも新聞を読んでいると邪魔をしに来るのに、あえてひろげると全く近付かないあまのじゃくな性格。
しかし根気強く粘り、なんとか新聞に手を置いた所をスマホで撮影しFacebookに投稿したのが、昨年のダービーからだ。
そこからG1レースのみ、ちょこちょこと投稿して好評を得た「モナちゃん予想」。
勝ち馬バッチリ!というのは少ないが、高確率で3着以内には入り、ワタシの予想よりも遥かに当たっている。
昨年の有馬記念ではドウデュースをバッチリ指名し、1着ドウデュースと3着タイトルホルダーを押さえているのだ!
ワタシの馬券予想に大いに参考となった。
今年の春のG1シリーズでは天皇賞春から安田記念まで6戦全て3着以内という、名予想家ぶりを発揮。
今年のダービーでは、皐月賞馬ジャスティンミラノを渾身の両手押しで推してくれた!
また先週行われたスプリンターズステークスから、秋のG1シリーズ予想も始まった。
モナちゃんは2番トウシンマカオを指名!
結果は…ゴール前で鋭く伸びてきてクビ差の2着、秋のG1レースは引き続き名予想家に任せて、それを参考に的中を目指すのだ。
ワタシになついてくれる初めての動物「猫のモナちゃん」。これからも元気にすくすくと成長し、長生きしてくれることを切に願うのである。