12月の第2日曜日に香港、沙田(シャティン)競馬場で4つのG1レースが開催される。
レース順に2400mのヴァーズ、1200mのスプリント、1600mのマイル、2000mのカップの4つの国際競走からなる、HKIR(Hong Kong International Races)。
1日に4つのG1レースが行われるとあり、多くの香港競馬ファンはこの日を待ちわびている。
香港は日本からも近いこともあり時差も1時間なので、毎年多くの日本馬が参戦するレースでもある。過去には4つのG1レース中、3勝を挙げる活躍を2度達成しており、2008年以降(コロナ禍を除き)毎年訪れているワタシも日本馬が活躍するシーンを数多く撮影している。
また、4日前の水曜日にはハッピーバレー競馬場で、インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップが開催される。世界の名騎手が集い、4つのレースでのポイント争いが行われチャンピオンジョッキーが決まる。
ここでは昨年のハッピーバレー競馬場で開催された、インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップの様子と、日曜日の香港国際競走を写真で振り返りたいと思う。
香港島の街中にあるハッピーバレー競馬場はナイター競馬となっており、華やかな雰囲気の中でインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップが開催される。
オープニングセレモニーでは、馬場に特設ステージが組まれて騎手紹介が行われ、花火が打ち上がる光景は恒例である。
昨年は日本から川田将雅騎手が参戦した。(今年も日本代表に選ばれ参戦する)
総合優勝は最終戦を制した、地元香港のホー騎手!
昨年の香港国際競走当日の沙田競馬場は好天に恵まれ、暑いくらいの天気の中で開催された。
4つのG1レースに騎乗する騎手がパドックに集合しての記念撮影!
4レースの香港ヴァーズ(芝2400m G1)はギュイヨン騎乗のジュンコが、日本馬ゼッフィーロの猛追をしのいだ。
5レースの香港スプリント(芝1200m G1)は地元香港の圧倒的な1番人気のパートン騎乗のラッキースワイネスが貫禄勝ち。
7レースの香港マイル(芝1600m G1)も地元香港のスーパースター、ホー騎乗のゴールデンシックスティが圧倒的な走りを見せて完勝。
8レースの香港カップ(芝2000m G1)ここでも地元香港のマクドナルド騎乗のロマンチックウォリアーが接戦を制し、香港馬が国際競走3勝という結果になり、地元香港の競馬ファンは大いに盛り上がった。
残念ながら、日本馬は未勝利に終わってしまった昨年の香港国際競走4レース。
今年はかなりの頭数が複数の国際競走にエントリーしている。リベンジを胸に、期待いっぱいの遠征となるであろう。(執筆時点で4つのレースに9頭が出走予定)
例年通り、ワタシも火曜日に現地入り。水曜日のインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ、日曜日の香港国際競走と撮影予定だ。
水曜日のインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップでの日本人騎手、日曜日の香港国際競走での日本馬が活躍する瞬間をバッチリ収めたいと思う。