UMATO

2025年04月26日 (土)
青葉賞

 毎年4月の最終日曜日に香港、沙田(シャティン)競馬場で開催される国際競走である。  

 12月に行われる香港国際競走デーと並んで世界の強豪が集まるレースとして定着しており、過去には日本からも多くの活躍馬を輩出しているレースだ。  

 2019年より損害保険会社のFWDがスポンサーとなっており、「FWDチャンピオンズデー」として開催されている。  

 1200mのG1チェアマンズスプリントプライズ、1600mのG1チャンピオンズマイル、2000mのG1クイーンエリザベス2世カップと3種類のレースで構成されている。  

 ワタシ自身4月の最終日曜日に開催されるということで、日本のG1レース「天皇賞春」と日程が被ることが多く、今まで3回しか訪れていない。  

 しかし今年の日程のように天皇賞春が5月に開催される場合は必ず訪れるようにしている。  

 前回訪れたのがコロナ騒動前の2019年、この年は海外レースの馬券発売により多くの仕事を頂いていたため、天皇賞春と日程が被っていながらも香港を訪れた。  

 その結果、ウインブライトがメインレースであるクイーンエリザベス2世カップを制した。  

 FWDチャンピオンズデー元年となる、当時の様子を振り返りたいと思う。  

 6レースの1200mのG1チェアマンズスプリントプライズにはナックビーナス(牝6歳 美浦・杉浦宏昭厩舎)が武豊騎手鞍上で出走。  

 2番手で競馬を進めるも直線で失速し6着でゴールのナックビーナス、勝ったのはモレイラ騎乗の2番人気のビートザクロック!  

©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com

 7レース チャンピオンズマイル(芝1600m G1)  

 日本馬の出走が無いチャンピオンズマイルだったが、地元のエースであるビューティージェネレーション(パートン騎乗)が登場!  

 スタートから逃げて持ったままの完勝、前評判通りの強い勝ち方を見せて香港の競馬ファンを喜ばせた。  

©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com

 8レース クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m G1)  

 日本馬は武豊騎乗のディアドラ(牝5歳 栗東・橋田満厩舎)、O.マーフィー騎乗のリスグラシュー(牝5歳 栗東・矢作芳人厩舎)、松岡正海騎乗のウインブライト(牡5歳 美浦・畠山吉宏厩舎)が出走。  

 道中中団待機から最後は馬群を割って松岡正海騎乗の4番人気ウインブライトが地元香港の1番人気エグザルタントを3/4馬身離して優勝。(上記は日本のオッズで、ウインブライトの香港のオッズでは10番人気であった)  

 3着にリスグラシュー、6着にディアドラが入る結果になった。  

©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com

 香港で初G1制覇を成し遂げたウインブライト、その勢いのままに暮れの香港国際競走の香港カップ(芝2000m G1)も勝利した。  

 2005年ヴェンジャンスオブレイン、2014年デザインズオンロームに続いて史上3頭目 となる、海外調教馬として初の同一年の2000m(G1)香港国際レースを制す偉業を達成した。  

 暮れの香港国際競走デーと違い、とても蒸し暑い春の香港。  

©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com
©Shuhei-Okada.com

 調教の合間やレースの途中でもスコールに見舞われることがあり、条件的にやっかいなことが多い。  

 しかし日本馬が過去に5勝を挙げて好成績の実績を誇るFWDチャンピオンズデーに行く機会が今年の日程では訪れる。  

 ワタシ自身6年ぶりの春の香港へ撮影に向かい、日本馬の勇姿を収めてきたいと思う。 

岡田修平

1969年 大阪府池田市生まれ
工芸高校写真工芸科、在学中に川本武司氏に師事。
1987年の卒業と同時に「JRA関西広報カメラマン」として撮影を始める。
また師匠の勧めで大阪芸術大学写真学科に進学、卒業後フリーカメラマンとして活動。
競馬をメインフィールドに雑誌、ポスター、カレンダー、DVD等に作品を発表。
フランス凱旋門賞をはじめ、海外大レースの撮影に積極的に参加。
最近は、各インターネット媒体コンテンツへの写真提供もこなし、更なる飛躍を目指している。

新着記事

  • 第55回(1995年) 皐月賞

    2025年04月17日 10時00分

  • 第57回(1997年) 桜花賞

    2025年04月10日 10時00分

  • 届いた祈り、叶った夢

    2025年04月03日 10時00分

  • 第30回(2000年) 高松宮記念

    2025年03月27日 10時00分

  • 第69回(2021年) 阪神大賞典

    2025年03月20日 10時00分

  • 第34回(1998年) 金鯱賞

    2025年03月13日 10時00分

PAGE
TOP