皆さんはJRAホームページをどれくらいの使用頻度で使っているだろうか?
ワタシは出走馬のチェック、レース結果、ニュースの更新、レーシングカレンダーなどでほぼ毎日使用している。
毎週のこのコラムを書くのにも色々と調べたりして、凄く便利に使わせていただいている。
そういった競馬メニューのページへのアクセスが圧倒的に多いのだが、それ以外で毎月一度は見に行くページがある。
イベント・プロモーション→競馬ギャラリー→デジタルコンテンツ→壁紙カレンダーのページである。
https://www.jra.go.jp/gallery/digital_contents/
毎月ごとに変わるパソコンのデスクトップ用壁紙カレンダーが無料でダウンロード可能である。
季節に応じたテーマに沿った写真で作成されている壁紙カレンダー。
年間12枚リリースされている壁紙カレンダー、ワタシも年に3〜4回写真を使ってもらっている。
そこで過去に採用された写真を披露したいと思う。
例えば昨年6月にリリースされた写真は、初夏を迎えて暑くなる季節にサラブレッドがシャワーを浴びているシーン。
昨今の猛暑対策として、各競馬場にレース後直ぐに浴びられるように設置されているシャワー施設。
レースで走り、熱気を帯びた体を手っ取り早く冷やす手段として重宝されている。
そんなワンシーンを捉えたのがコレ。

また9月にリリースされたのは、秋の気配が感じられるような光が差し込む競馬のワンシーンである。
ダートコースの砂の光り方が、秋の光線で雰囲気が感じ取れる。

今年の4月にリリースされたのは、昨年の皐月賞のゴール前の三者三様のショットである。
内で粘るジャンタルマンタル(3着)、中の勝ち馬ジャスティンミラノ、外のコスモキュランダ(2着)と並びが良いというのが採用理由であった。

7月にリリースされたのは、夏のローカル開催が始まる頃で函館競馬場の雲一つない青空。
レースに向けて返し馬に入る各馬のシーンだ。

そして10月25日に公開されたのが「勝者は誇らしく」。

昨年のジャパンカップで、日本の総大将として挑んだドウデュース。
骨っぽい外国馬も参戦したレースを着差はクビながらも、堂々の勝利を挙げて口取り撮影後の引き馬シーンである。
11月の最終週ということで、日が傾き始めるのも早くなる。
良い具合に西日が差して馬を照らし、ドウデュースの勝利を祝福しているかのような写真となった。
逆光によるレンズフレアもその時の情景を捉えている。
史上2頭目の秋の古馬三戦(天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念)G1制覇へ向けて、天皇賞秋とジャパンカップの連勝で残り一つとしたドウデュース。
ジャパンカップの後も順調に進み、古馬三戦制覇!と思われた。
しかし有馬記念の枠順確定後に、疾病〔右前肢跛行〕のため出走取消となった。 結果的にジャパンカップが現役最後のレースとなったドウデュース。
ジャパンカップを競馬場で撮影していた時点では、有馬記念もバッチリ撮るつもりでいた。
残念ながらドウデュースの競走馬としての最後の撮影となってしまった。
その最後の勇姿をこのような形で残せる仕事を嬉しく思い、誇りに思う。






