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2024年の絢サラブレッド展につづき、昨年(2025年)も競馬写真家によるグループ展「途(みち)サラブレッド」に参加した。
2024年の絢サラブレッド展、作品解説はこちら

2025年は7名が出展。
10月24日から30日が東京展(富士フイルムフォトサロン・東京)
11月14日から20日が大阪展(富士フイルムフォトサロン・大阪)
と、二箇所で開催した。

東京展は初日の24日の金曜日に会場に顔を出したが、翌日は東京競馬場でアルテミスステークスの撮影。
日曜日は菊花賞、その後ブリーダーズカップの撮影で渡米した。
そのため、1日しか会場にはおらず、お会い出来なかった方々も多数いた。

大阪展は競馬開催の土日以外は会場にいたが、1日だけ家族に体調不良者が出たので早退した。
と、前置きが長くなったが。
ワタシが昨年出品した8つの作品解説をして行こう。

「サンタアニタ競馬場」

©Shuhei-Okada.com

アメリカ、カリフォルニア州にあるサンタアニタ競馬場で撮影したシーン。
2023年のブリーダーズカップ開催の撮影に出向いた時に撮影。朝の調教時に1コーナーから太陽が顔を出した。
4コーナーのポケット地点にカメラマンも入れたので、朝陽とサラブレッドを絡めて撮影。

画面の右手に馬の出入口があり、誘導馬に引かれながら馬場入りする競走馬。
誘導馬の顔と競走馬の顔が向き合うことで「ハート」のような形になれば良いな?と思いながら撮影。
誘導馬は向かなかったが、誘導馬騎乗のおじさんの腕がハートっぽく見えたのでパチリ。

カリフォルニアの澄んだ空気の透明感、ハートの間からこぼれる光芒。
構えた時に「こう撮りたいな」というイメージ通りの写真が撮れた。

「東京競馬場」

©Shuhei-Okada.com

コロナ騒動前のダービーデーの、東京競馬場のワンシーン。
1レースのダートの未勝利戦。
16頭と多頭数だったので、パドックが賑やかになるかな?と思い一般席から撮影。
1レースなので、騎手が全員揃うのも彩があって良い。

パドックとスタンドには1レース前から多くのファンが集まっているのも、ダービーデーならではの光景となっている。
華やかな雰囲気の競馬場写真。
競馬場に行った事のない人が見て、一度競馬場に行ってみたい!と思ってもらえたらと思う。

「福島競馬場」

©Shuhei-Okada.com

2019年の福島競馬場で撮影。
ラジオNIKKEI賞の週に土日で、福島競馬場にて撮影。
割引が効く往復のチケットを早めに押さえた時点で、7月の福島競馬場なら青い空に白い雲、緑の芝生を疾走するサラブレッド。そんなイメージを描いたが、移動する当週になると土日とも雨予報。
しかも本格的な雨になっている…

天気に関してはこちらではどうしようもなく、仕方が無いので雨を狙う写真撮影に切り替えてアングルを探す。
レース後に引き上げてきた各馬。馬場と着順枠の間のスペースに水溜りが出来ている。
1着馬が勝ち馬撮影に向かう時、後検量の騎手を待っている間にグルグルと回していた。
その水溜りに馬体が反射して、鏡のように見える。

「おぉ~、これはウユニ塩湖っぽい!」と、雨ならではの作品となった。
カラー写真ながらモノトーンにも見えるのも斬新で、それっぽい雨写真が撮れた。

つづく

岡田修平 (Shuhei Okada)

1969年 大阪府池田市生まれ
工芸高校写真工芸科、在学中に川本武司氏に師事。
1987年の卒業と同時に「JRA関西広報カメラマン」として撮影を始める。
また師匠の勧めで大阪芸術大学写真学科に進学、卒業後フリーカメラマンとして活動。
競馬をメインフィールドに雑誌、ポスター、カレンダー、DVD等に作品を発表。
フランス凱旋門賞をはじめ、海外大レースの撮影に積極的に参加。
最近は、各インターネット媒体コンテンツへの写真提供もこなし、更なる飛躍を目指している。

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