この馬の年賀状シリーズ、伊藤雄二厩舎編から梅田智之厩舎編と続けてきたが、ラストは2016年から今年2025年の人生最後の年賀状まで。
ここで区切ったのは、僕の昔からの友人夫婦である、杉浦友紀調教助手(現 田中克典厩舎)の奥様である通称「ヤタチ」が、2016年の年賀状から作成を手伝ってくれたからだ。
というか、僕は写真を渡しただけで後は印刷まですべてヤタチ任せだった。おかげで前年までよりパワーアップしたものが出来上がった。
今回は写真が多く、少し長くなるけど最後までお付き合い下さい！
2016年はモリアーナのお母さんである、ガルデルスリール(あだ名リーちゃん)がメインで、僕の梅田厩舎でのピークであった時代の馬達が勢ぞろい。オープン馬２頭準オープン馬２頭(当時)が年賀状を飾った。
この楽しく可愛かった馬達の話もいつかご紹介したいと思う。
2017年もリーちゃんがメインを飾り、他のラインアップも１頭替わっただけ。酉年で馬も人も鳥をイメージした。
2018年の戌年、2019年の亥年もヒデインがいい仕事をする。ヒデインはテーオーケンジャに次ぐ年賀状４回の出演。
最後の年男で還暦の2020年は子年で、12年前の使い回しのミッキー。引退して初めて会ったファインモーションの写真なども載せた。
2021年は丑年で牛のぬいぐるみを馬に乗せた。この年から活躍するのはアスクドンキバック。そして、僕のライフワークの一つであるスキージャンプ観戦の写真掲載は、これで４年連続。
2022年からはまた寅年、卯年、辰年で、前回クールで大好評だったプロ野球マスコット達のパロディーの復活。
前回みたいに大勢ではなく、ジャビット(巨人)、トラッキー&ラッキー(阪神)、シャオロン(中日)のみの出演。
2024年の年賀状では、年明けしてすぐ引退となったドンキバックが最後のメインを飾った。
そしてこのジャビットいじりも最終回を迎える。長年ありがとう、ジャビット！
厩務員生活最後を飾る2025年の年賀状は、24年前と全く同じヘビのおもちゃを使った。前年に北海道で勝った馬達の写真でフィナーレとなった。
今年の年賀状にも一文添えたが、葉書での年賀状は今年で終了。でもまた馬に限らず楽しい被写体があれば、SNSでは新年の挨拶をしていこうと思う。
この年賀状シリーズ最終回にあたり、感謝したい人がいる。
40年間僕が送った、ほとんどの年賀状を保管していてくれて、この寄稿の為に僕に貸し出ししてくれた札幌のひろ子さん。
長年にわたり年賀状作成や印刷をしてくれたヤタチ。
そして人ではないけど、年賀状に何回も登場してくれた馬達や、キャラクター達もだ。
長年、僕の道楽に付き合ってくれて本当にありがとう！
田中一征
1960年大阪府泉大津市生まれ
JRA栗東トレーニングセンター梅田智之厩舎厩務員
元伊藤雄二厩舎でワコーチカコ、エアグルーヴ、ファインモーションなどを担当。今年で42年目となり来年の夏に定年退職予定。