全国競馬場探訪 〜名古屋競馬場〜 真冬のナイター競馬
1月15日(水)、うちの厩舎の同僚で、伊藤雄二厩舎時代からずっと僕の隣の馬房で働いている寺田義明助手の担当馬、コパノハワードが名古屋競馬場でのJRA交流競走に出走することになった。
ナイターで19:35発走。午後の仕事が終わってからでも見に行けるので、こりゃ行くしかない!と、嫁さんと車で応援に出かけた。
競馬場のあった地名の土古町(どんごちょう)から「どんこ」と呼ばれた旧名古屋競馬場。
僕自身は2021年、担当馬のクインズバジルの交流競走で一度だけ行ったが、翌年に移転と聞いていた。これが「どんこ」での僕の最初で最後のレースとなった(2着)。

かつて名古屋競馬場のトレセンであった弥富の厩舎施設をそのまま使い、新設スタンドやコース改修などを行い2022年4月にオープン。
新名古屋競馬場は、栗東から車ならほぼ高速道路で約100km。かかる時間は人それぞれとしておこう。


僕らは夕方日没少し前に到着。うちの馬のレースまで時間があるし、せっかくなので嫁さんとゴール前のペアシートで観る事にした。

やはり2022年に開場という新しい競馬場だけあってどこも綺麗で、若いお客さんもそこそこ来ていた。失礼だが昔の「どんこ」とは雲泥の差だ。


6〜8Rをちょろっと馬券を買って遊んだが、とんとんで終了。そのレース間に、塚本征吾騎手の500勝セレモニーが行われた。彼は2月で21歳になる名古屋競馬若手のホープ。しかしこの歳で500勝って、凄いなぁ。


そして、お待ちかねJRA交流競走の9Rパドックへ!
寺田助手のコパノハワードは7番で、ふと後ろを見たら9番の馬の担当が旧伊藤厩舎の同僚だった山田誠二助手(佐々木晶三厩舎)だった。


2番人気だったコパノハワードは何とスタート大出遅れ。外を追い上げてきたが、2着に来るのが精一杯だった。
うーん、普通に出てたら勝っていたと思うな…

しかし、真冬のナイターは人馬ともに厳しいね。今回は大して寒くなかったが、この弥富地区は海にも近いし風も強そうで、冬場はかなり寒いと思う。

地方競馬の平日開催は、ナイターのほうがかなり売り上げが多いと聞く。競馬は馬券が売れてこそ成り立つし、この名古屋競馬場も船橋のように通年ナイターになる日も近いかもしれない。