7月の中央競馬といえば、福島競馬場が思い浮かぶ。
ここ最近は競馬場の改修工事があったり、今年から小倉競馬が7月に行われるなどの入れ替えもあったりと、どうも自分の中でのローカル競馬の日程的な感覚が微妙になりつつある。
そんな中で昔から7月開催を不変で開催しているのが、福島競馬場である。
東日本地区の主場開催となっており、関東の競馬ファンも多く足を運ぶ。
東京から東北新幹線に乗って1時間半弱で行ける、身近なローカル競馬場だ。
福島駅からは2kmちょっとなので歩く(30分程度かかる)ことも可能であるが、バスで向かうのが一般的である。
先週の小倉競馬場のような、駅直結でないのが残念ではあるが、移動の間に町の景色を楽しむことが出来る。
さてここで問題です。
JRAの他の競馬場と比べて、福島競馬場で一番変わっている所はどこでしょう?
テレビ中継で見ていると全く分からないと思うが、正解はパドックが2階にある!ということ。
1階(パドックの真下)がフードコートになっており、その上がパドックなのだ。
現在の形に改装されて、その後初めて行った時は1階をウロウロしていて、「あれ?パドックどこ??」と戸惑った覚えがある。
馬場から競馬場の前の道路までの距離が無く、スタンド部分の広さが、他の競馬場と比べると圧倒的に狭い福島競馬場。
だから、他場のような広いパドックではなく、細長い形が特徴的となっている。

改装前の昔、1階にあったパドックもビックリするくらい細長かったのを思い出す。
7月開催の福島競馬場にしか行ったことが無いが、この時期はパドックを含めて多くの紫陽花(あじさい)が咲いている。





特に白い紫陽花の花が、競馬を優しく見守っているように見える。
街中にある競馬場だが、向こう正面の奥には阿武隈川が流れており、スタンドから正面に阿武隈山系が見えて小倉競馬場に近い感じがする。



内馬場からも観戦することが出来て、内側から迫力のあるダート競馬を近くで見ることができる。

これは他の競馬場と比べても、柵からダートコースの近さで言えば一番近い距離だ。

福島の伝統工芸品「三春駒」も内馬場から、競馬を見守っているようだ。



福島競馬場もスタンド前発走になる、芝1800m戦が組まれている。
ここも柵からスタートゲートまでの距離が、他の競馬場と比べると一番近くにある。


多頭数のレースだと、大迫力のスタートシーンを間近で見ることが可能だ!
この福島競馬場の芝1800m戦は、ワタシの中でも特にお気に入りの撮影場所となっている。
福島競馬場を訪れた際にはぜひ、内馬場からのダートレース。芝の1800m戦のスタートシーンを近くから見てもらいたい。
普段とは違う競馬場にお出掛けして、自分の中のお気に入りを見つけるというのもローカル競馬場の楽しみの一つ。
ちょっとした旅気分で、新たな競馬場のお気に入りスポットの発見。
グルメに温泉など、最終レースが終わってからの楽しみも味わえる。
今年の夏は自分のお気に入りを見つける旅、ローカル競馬場へ出掛けてみてはどうだろうか?