2024年12月22日(日)、有馬記念当日。
前日使ったヒデノブルースカイのチェックなど、朝は前日とほぼ同じで、午後は他の人の担当馬で僕が連れてきたブルーノートの8レースの仕事。



レースは前日のVTRかのような出遅れからの8着だったが、何とか怪我もなく帰ってきてくれた。成績が良いにこしたことはないが、担当者に無事に返すのが一番の仕事だ。
しかし、さすが有馬記念。
8レースで、もうスタンドはお客さんでぎっしりだった。
ドウデュースが出なくなって来なかった人も沢山いるだろうが、それでもこの景色……本当にありがたい事だ。

ブルーノートのチェックが終わり、帰りの荷物をまとめて、僕の今回の中山競馬場での仕事は終了。
ドウデュースの応援は叶わなかったが、帰りの時間までまだかなり余裕があるので、久しぶりに有馬記念を生で観るべくスタンドへ向かうことにした。
中山競馬場は厩舎構内に装鞍所があり、 そこからかなり長い地下道を通ってパドックへ行く。


やはり有馬記念くらいのレースになると、パドックは華やかでいいねぇ。僕もここにいた事があったんやなぁ…と、懐かしく昔を思い出した。


そして馬たちは馬場へ。
この瞬間の高揚感は誰でも味わえるものではない。この場所に来れた助手や厩務員は、本当に運が良い幸せ者達だ。
もちろん調教師や騎手は、努力と才能のたまものだ。

有馬記念の出走前の雰囲気は独特だ。これといって応援している馬はいなかったが、自然と興奮している自分がいた。


友人の担当馬が出ていなかったのもあるが、何が勝ってどんなレースだったかはそれほど興味がないし、僕みたいな者が偉そうに書く事ではない。
皆、事故やアクシデントなく無事に終わって良かった!ただそれだけだ。

中山競馬場は僕の担当馬としてはGレースはもとより、勝ち星も少なくて相性の悪い競馬場と言ってもいいだろう。
負けて悔しかったレースが圧倒的に多いが、場外遊びを含め楽しい思い出もいっぱいだ。

またいつか、友人の担当馬の応援かなんかで、ふらりとここにお客さんとして遊びに来たいと思う。